ここ1週間で楽しんだコンテンツ(7/1~7/8)

この1週間を振り返る。

この1週間は、今年のベスト3に入るであろう忙しさだった。来週、自分の研究で調査に行く用事がある。その準備が難しく、時間を取られた。バイトを含めると20時間労働の日もあった。


観測のための装置作りやプログラミングは楽しい。しかし、これは「なんとかやれば出来る」から楽しいのだ。作業の中には(研究の話なので詳細は一応伏せます)、取り組んでも「マジで完成系が見えないじゃないか辛い」ってのもあった。こういった作業については、自分は割とすぐに音を上げてしまうことがわかった。「自分も忍耐力が付いてきたな」と思っていたが、まだまだお子様である。

さて、そんな辛い時期には、僕は創作物を楽しんで乗り越える。休む間もなくバイトをしていた時期に自分を支えてくれたのは小説だった。今回自分を支えてくれたのは映画だ。食事と一緒に、ながらで楽しめるのは良い。2時間とかは取れないから、分割して見ることになるけれど*1

映画

シン・ゴジラ

前々から安宅和人さんがお勧めしてるというか、書いた本の題名の由来にしてたりして、気になっていた。けれど、自分はあまり特撮は見ない。好きな映画はと聞かれたら、『言の葉の庭』『マイ・インターン』『最強の2人』『天使のくれた時間」辺りを答える。ヒューマンドラマが好きなのだ。それもあって、敬遠していた。
とはいえ、近頃見たい映画もyoutubeも無くなってきた。2度も3度も同じ作品を見るのは時間が勿体無い気がする*2。そこで、prime videoを開いていて目に入ったのが『シン・ゴジラ』だった。

端的に感想を述べると、大満足。特撮おもろい!ってよりは『シン・ゴジラ』がおもろい!って感じだと思う。かっけえんだ登場人物が。
主人公である矢口は最初、切れ者すぎて官僚だと思っていた。しかし、衆議院議員だった。自分の先入観が剥き出しになった。議員=鈍い、口がうまいだけ、とか内心思ってしまっている。*3『なぜ君は総理大臣になれないのか』を観て、実際のところ、「誠実で国のことを考えていて賢い」という人でもうまくいかないのが政治家の世界だと感じた。有事でもなければ、主人公の矢口は陽の目を見ずに、燻んでしまっていたかもしれない。

スティーブ・ジョブズ 自由の精神

シン・ゴジラ』を観た後、次の映画を探してる間の時間稼ぎとして鑑賞。スティーブ・ジョブズについては、色んなところで話を聞くし、伝記を読んだりもしたので、だいたい知っている内容だった。
ただ、このドキュメンタリーで喋る人たちが皆んな大物で、おお〜「こんな顔をしていたのか、ペプシの親父は」とか思って見ていた。スティーブ・ジョブズのすごいところは、感性と自信だったのだろうなと思う。これが良いのだと感じ、突き進む。なかなか自分の思う「これはいい」を信じ切るのって難しいよなあ

インターステラー

英題はそのまま『INTERSTELLAR』。意味は「星と星の間の」とか「惑星間の」。
前々から知ってはいたけど、ヒューマンドラマ大好き人間なのであまり食指は伸びなかった。今回、『シン・ゴジラ』を見て、観ようと思えるジャンルが広がった。読書でもあるけれど、自分のこれまで取らなかったジャンルが目に留まるようになる瞬間ってありますよね。
まだ鑑賞中。今の所、面白い。展開が早く、飽きない。かといって短いわけではない。169分だ。ここでまだ半分なのか〜って感じで観ているところ。
あと、科学的に整合が取れている感じがある。あ〜そんなこと出来ちゃうんだ、ってガッカリすることがない。確か、部活の同期が「科学的な考証がとてもしっかりしてる」って言ってたのは、『インターステラー』だった気がする。
今結構山場な感じがするので、楽しみに続きを見よう。そろそろ、自分が好きな役者の1人のマット・デイモンが出てくるポイ。『グッド・ウィル・ハンティング』も好きだなあ。

*1:「映画を分割してみる」って話をすると、悲しい顔をする人がいる。気持ちはわかるけれど、なかなか長時間集中力を持たせる/時間を取るって難しい。

*2:割と好きな作品は何度も鑑賞する質だけど、新しいのを摂取したい気分だった。

*3:実際、そういう風に思えるシーンが『シン・ゴジラ』にもあるのだけれど。